KITAMULABO

SHOPBOTで子供のプレイハウスを作ってみた①準備編

/ 19.09.05
DIY

きっかけ

広島市は西区の商工センターにある大型商業施設「LECT」。こちらに入っているホームセンターのカインズは2Fに大きめの工作ルームがあります。購入した材料を無料で工具を借りて加工することが出来るのですが、その中に特殊な技能がないと使えない大型機械があります。レーザーカッターの方は何度かチャレンジしてみてある程度使えるようになりましたが、その横にもっと使われていなさそうな一番の大型機械があってずっと気になっていました。

カインズLECT広島店

それが「SHOPBOT」

これがSHOPBOTだ!

3x6版程度の合板をCADデータの入力で自動で切り出すことが出来るマシンというのは調べて知っており、いつか何か作ってみたいなぁと思っていました。

そしたら最近顔を出し始めた「ヒロシマBIMゼミ」というコミュニティでたまたま話してた設計事務所の人がこのSHOPBOTのワークショップをしてるというじゃありませんか。早速お願いしてワークショップに参加してみました。

カインズ広島LECT店のワークショップ情報は上のリンクから確認できます。

何を作るか?

ワークショップに参加する前に何を作りたいのかを考えます。木材を使用する、レーザーカッターで出来るものは意味がないのでもう少し大きいもの、家具程度のボリュームがある、けどあまり無駄にならないもの、と言うことで1週間ぐらい悩んでこんなものを作ることにしました。

子供用のプレイハウス

下記はSketchUpで描いたコンセプトモデルです。

これで家族にもプレゼン
よ~しパパSHOPBOT使っちゃうぞ~って

大きさは80cm角程度。各面のパネルは嵌め込み式にして、パネルの状態で持って帰り、家の中で組み立てるように考えました。下板と屋根のパネルを嵌め込めばバラけないようになっています。もっと大きいものを作ろうと思えば出来ますが、うちの小型車に載せられるパネルのサイズを考えるとこれが限界サイズ。ちなみに子供はまだ1歳なので広さは問題ないです。

一応建築的な意味もありまして、コンセプトは最小限のプライベート空間。家の中の家。「House in House」。同じような感じでデザインすれば、こども部屋、犬小屋、書斎、茶室等他の用途にも応用が効きそうです。必要に応じてバラして持ち運べる、組み替えられるといったところが面白いところ。デザインは小さい子が使うので、単純な形で角をとってアールをつけていった結果、なんともアイコニックな感じに。もっと建築っぽいデザインにも出来たんだけど、それはもう少し大きくなってからかなぁ。

ちなみに通常のワークショップでは子供用の丸イスを作れるようにデータを用意してもらえます。

ワークショップ1日目

ワークショップはCAD編とCAM編の2回に分けて申し込みました。

CADの使い方自体は仕事柄問題ありませんが、加工方法がわからなければ正確な線が引けません。なので基本的にはそのレクチャーになります。以下は大雑把な作図ルールです。

  • 作図のポイントは連続した閉じた線とする
  • 削る線の順番を考慮してレイヤー分けしておくと便利
  • ビットは1/4インチのドリルを使用するが、線の外側を削るか内側を削るか、線の上を削るかは後でCAMで設定するので、欲しい寸法をそのまま書けばOK
  • 出隅はピン角OKだが、入隅はドッグボーンにする必要あり
  • はめ込みのホゾを作る場合はそのクリアランスを考慮する(1本ホゾなら材料厚み+0.2~0.6mm)

以上のことを考慮しながらDXFデータで保存します。DXFが使えるCADならJw-cadでもAutoCADでもいいのですが、今回は練習のためわざわざRhinocerosを使用しました。(Sketchupは曲線が多角形になるのでおすすめできません。)

Rhinoceros 二次元データ

ついでに三次元に起こしてから上手くハマるか干渉チェックします。さらにせっかく最新版のRhinoceros6を用意したので、いろんなパースペクティブ表示を試してみました。

通常のシェーディング表示
リアルなレンダリング表示
ver.6から追加されたアークティック表示
同じくver.6から追加されたレイトレース表示
時間をかけて計算するレンダリング出力

新しいアークティック表示がいい感じです。強力なグラフィックボードがあるならレイトレースも実用範囲かも。

DXFデータができたら(上のデータ作成は宿題)今度はそれを「VCarve」というCAMソフトに呼び込んで加工データを作成します。材料の種類と厚みを指定して、線の内側を削るのか外側を削るのか、その順番を指定していきます。また、加工中に部品がぶっ飛んで、怪我したり機械を壊したりしてはいけないので、各部品がバラバラにならないよう、プラモデルで言うところのランナーのような材料をちょっとだけ残してつなげる「タブ」という部分を設定します。

ここまでできて初めてSHOPBOTに触れます。実際の加工の様子は次の記事に続きます。

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