KITAMULABO

あたらしい郵便はがきのデザイン2020

/ 20.01.21
DIY

年に一回は年賀状ではがきを送ります。喪中なら喪中はがきを送ります。今時メールでいいような気もするんですが、なんとなく味気ない。どうせ作るなら見たこと無いような面白いデザインは作れないものかと3年ぐらい前から始めた取り組みです。通信面ではなく宛名面をデザイン。ハガキそのもののシステムを考え直します。

ご存知 特定行政庁様

出来たものがこちら。広島県庁宛のサンプル品です。色々と突っ込みどころがあると思いますがポイントは以下の3点。

  1. 背景が宛先住所の地図になっている(すべて違う)
  2. その代わり住所表示が最大限簡略化
  3. 「料金別納郵便」で切手なしのシンプルデザイン

それぞれ順番に解説していきます。

ハガキの宛名面に相手先の地図を貼り付ける方法

住所録をアップロードすると自動でGoogleMapを拾ってくる便利なウェブサービスが無いです!。一枚一枚キャプチャをしてイラストレータに貼り付けます。といってもちょっとでも効率的な方法を考えます。

地図データはGoogleマップから取ってこれますが、まず誰がどこにすんでいるのか探す必要があります。一人ひとり住所検索をかけていては大変なので、Excelで整理した住所録を「Googleマイマップ」にインポートします。住所録自体に間違いがない場合は全ての住所に一発でピンが刺さります。場合によっては「友人」や「仕事関係」でレイヤー分けをします。

これで名前のリストを見ながらその場所にすぐ飛ぶことが出来ます。

そして標準のGoogleマップそのままではデザイン上味気ないし、不必要な情報も多いので、以下のサイトからかっこよくカスタムします。

https://mapstyle.withgoogle.com/

このサイトではGoogleMap上のあらゆる表示の切り替えとカラーをコントロールすることが出来ます。

いいデザイン・カラーが決まったら一度設定を保存しておいてから、このサイト上で作業を進めます。

右上に「Search Address」欄があるので、先程マイマップでピン打ちした人の一人を開き、その座標番号をコピペします。Enterでその場所に飛びます。あとは一人ひとり地図をキャプチャしていけばいいのですが、この際にできるだけ高画質になるようにちょっと工夫します。まず、地図ができるだけ精密に表示されるよう、ブラウザの表示を50%にします。その上で先程飛んだ場所のデフォルト表示から、右下のワイドボタン「-」を3回クリックします。これで丁度いい表示密度になりました。

あとはちゃっちゃとプリントスクリーンしていくだけなのですが、その前にハガキに印刷するための高画質と、必要な解像度を考えます。

ハガキのサイズは100x148mmです。通常のプリンターでは高画質設定でもカラーであれば300dpiや350dpiが限度だそうです。350dpiの場合、ハガキサイズの解像度は1378x2039pxになりますので、フルHD(1920×1080)は超えてきます。最低限WQHD(2560×1440)が必要です。ただし、表示された画面上から切り取っていくので、もう少しゆとりがほしいところ。となると4Kモニターが実用的です。幸い私のディスプレイは27インチ4Kでした。これを縦に回転します。ピボット表示ができるモニターやモニターアームなら楽ちんですが、そこまで高級な仕様ではないので、普通に立てかけて使用します。(倒れないように注意)

4Kモニターが無いということであれば印刷密度をdpiを下げていくしかありません。

あとは完全な作業でミスなく無感情で手を動かすのみです。

まとめると
Googleマイマップの名前をクリックして場所を確認後、座標をコピー
デザインしたMapstyleのサイト上で座標を貼り付け
ワイド(-)ボタンを3回クリック
プリントスクリーンキーを押す
イラストレータのレイヤーに貼り付けて場所を揃える
住所・名前を入力して印刷

慣れると1件あたり2分ほどで出来るようになりました。今年は100件ほどあったので、理論上は4時間あれば余裕という計算。(もちろんそんなにうまくは行ってないですがw)

住所表示はどこまで簡略化出来るのか?

郵便番号で検索すると町名までが出てきますが、そこから以降の何丁目・番地・部屋番号のみを続けて記載しております。マンション名とかも省略しています。(どうせ半分ぐらいは分からないので)一応コレで届かなかった物はないようです。もちろん郵便番号が間違っていたりすると付き返されます。特に年賀状シーズンはミスに厳しいです。

個人でもできる別納郵便

ダイレクトメールとかに記載されてる別納郵便は完全に企業のイメージですが、実は個人でも10枚以上であれば窓口で申し込むことが出来ます。私製はがきに切手を貼らなくて良いというメリットもありますが、この場合自分でデザインして良いというのが一番ありがたいです。別納郵便のルールは以下から確認できます。

https://www.post.japanpost.jp/send/fee/how_to_pay/separate_pay/index.html

もしあとから追加でバラで出さないといけない場合、想定外の人から届いた場合の返信にはマーク上から切手を貼り付けます。

その他の私製はがきルール

上部に「郵便はがき」もしくは「POST CARD」の記載が必要です。また、年賀状は赤もしくは朱文字で「年賀」の表記が必要です。記載しないと普通ハガキと一緒に年内に届いてしまいます。

印刷する時に気をつけること

ハガキ用紙はできるだけ厚みのある両面マット紙を選びました。郵便番号の枠がないものはかなり限られてきますが、以下のものを使用しています。

また、縁無し印刷で出力したいのですが、そのままの設定で縁無しを掛けてしまうと、文字がにじむように明瞭度が落ちしまいます。なので、ふちなしでも一番はみ出し量が少ない設定で、かつイラストレータのアートボードをハガキサイズより若干大きく作ってあります。

ちなみに2018年の年賀状はこんな感じでした。まだデザインが煮詰められてないですね。ど真ん中のポイントは攻撃的なイメージすら与えかねません。

モノクロって難しいよね
優しいアースカラー
グラデーションを掛けて住所が読みやすくなりました

なかなかいい感じに進化していると思いますが、来年はもう少し印刷品質にこだわりたいです。デザイン変更なら全てのイラストレータのファイルを修正する必要がありますが・・・

このハガキがほしい方は住所を教えて下さい。

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