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本気で自作PCを作ってみた2020⑥完成編

/ 20.04.06
DIY

前回レーザー加工機でパーツを切り出しましたが、組立してやっと完成しました。諸事情により組立作業中の画像はありませんが、後半でちょっとだけ分解して補足説明も行います。各画像はクリックすると大きく表示できます。

外観

斜め前から
斜め後ろから

外寸はW133×D275×H275mm(H寸法はゴム足の2mm厚を除く)で容量は約10Lとなっています。画像ではそこそこ固まり感がありますが、実際は結構コンパクトです。参考に有名な自作用コンパクトケースの寸法は以下の感じ

  • NCASE M1 (v6.1):W160.6×D328×H241.7mm(12.7L)
  • DAN Case A4-SFX (v4.1):W112×D317×H200mm(7.1L)

これらはフルサイズのグラフィックボードが搭載できますが、マザーはMini-ITXです。また、DAN Caseの方はグラフィックボードをライザーケーブルで接続するのでW寸法をかなり抑えられていますが、こちらもそれに近い寸法まで切り詰めています。

正面

正面にはスイッチ、端子等はありません。各パネルの隙間は2mmでフィルターも貼っていないので、中の様子がうっすらと覗けます。

背面

ディテール

正面から見て左側面は、パネルの開口に140㎜のヒートシンクがぴったりはまっています。Noctuaのトップフロークーラー:NH-C14Sです。隣はSDカードリーダー付きのUSBハブを搭載。

パネルは8か所、スペーサーとボルトで締結しています。

「GEFORCE RTX」のロゴがマットクリアのアクリル越しにぼんやり見えますが、RTX 2060 superのFounders Editionを搭載。このカードにピッタリ合わせた排熱スリットを開けています。

下部にはパネルの一部に溝ゴムをはめて、インシュレーターとしています。

右下に電源スイッチを配置。トップはサイドパネルと同じアクリルとしています。

スペーサー端部のボルトはヘッドの厚み分アクリル板をザグリしてフラットに納めました。ヒートシンクもほぼ設計通りツライチになっています。

背面のビデオカードはPCIブラケットの端部が外側のアクリル板に差し込むようにして、ケース全体の幅をギリギリまで詰めています。

端子部はデザイン上バックパネルをつけませんでしたが思った以上に気にならないです。

電源ユニットは電源ケーブルの端子だけ見えるようにしました。

アクリル板切断面。粗目の耐水ペーパーでサンダーをかけたので、下の切りっぱなしの状態よりも質感がマットで、曲線が滑らかになりました。

サンダーがけ前の様子

インシュレーター代わりの溝ゴムはこんな感じではまっています。

内部構造

ちょっとだけ分解して内部構造を解説していきます。

各パネルをとめているボルトを外します。段付きボルトってタイプです。

こんな感じで軸が通っていますが、これはある意味失敗の分解方法。

マットクリアのサイドパネル1枚目を外したところ。

電源スイッチは丸穴にはめ込むタイプですが、一番表のパネルではなく、2枚目のパネルに挟んで、一番表のパネルと同じアクリルを貼って高さを稼ぎます。

フロントIOパネルの代わりにもなってるUSBハブは、固定用のタブが出ているので、これをパネルに挟んで固定しています。

パネルに伸びてる細い線は無線LANのアンテナケーブルです。

グラフィックボードは2枚目のパネルにねじ止めしています。SUS6角穴の皿ビスでパネルとフラットにしています。

2枚目のパネルを外したところ。グラフィックボードの下には電源ユニットを固定しています。

中々レアなFlexATXのプラグイン式電源。しかも600Wの大容量。

パネルの固定にはサイドのビスを使用。これはユニット固定用のネジ穴ではなく、ユニット自体の組立用のネジ穴です。

さらに数枚パネルをとってみた状態。

無線LANのアンテナケーブルは、ノートPC等で使われている内蔵用のものです。これをパネルの隙間に貼り付けています。意外と感度は悪くないです。

インシュレーター代わりの溝ゴムはこんな感じではまっているだけです。乳白色なので一般的な黒よりも目立ちにくいです。

さらに外してグラフィックボードを取り外してみた様子

各電源ケーブルのルートがわかりますでしょうか。このケースはギリギリまで寸法を詰めていったので裏配線というものが出来ません。完全な表配線なのですが、それでも出来るだけすっきりするように工夫しています。プラグイン式のケーブルは若干のクリアランスを残して、各ケーブルの長さを最小限に変更。左上にあるCPUへの電源ケーブルはVRM電源部のヒートシンク裏に通しています。

マザーボード上、Cドライブ用のM.2SSDは「M.2 ARMOR」と書かれたヒートシンクの下にあります。プラスデータ保存用のSSDはその下に。内部ストレージはこれだけです。上の短いものはWIFIとBluetoothの無線カードです。右下にちょろっと伸びてる青白のケーブルは電源スイッチへ伸びています。

ちなみにこの電源スイッチ取付前はこんな感じ。

配線をこの穴に通すことによってねじで止め出来るようになってますが、PCスイッチ用の電線なんて細いので、これではうまく固定できません。

なので配線をよってループにし

ネジ部分に直接まきました。

熱収縮チューブを併用すれば絶縁もばっちり。

マザーボード角とパネルのクリアランスは4周0.5mm計算でぴったり。

ケース内配線で意外と面倒なUSB3.0のケーブル。今回はマザーボード直挿しの変換コネクタからUSBハブに接続しています。かなりすっきりしました。

CPUクーラーはトップフローで、ヒートシンクの下にもファンをつけられるタイプです。そのため、背の高いオーバークロックメモリは干渉して取付できないかもしれません。今回はヒートシンクなしのメモリとし、空気の流れる余裕を確保しています。

マザーボードのCPU用の電源ケーブルはVRM電源部のヒートシンク裏に通しています。これはヒートシンクをはがさなくても隙間から入ります。

ヒートシンクの後ろ側、ヒートパイプの造形が非常に美しい。

パネル固定用のスペーサー部分はすべて外すとこんな感じの軸になっています。パネル間の隙間に入れる大量のスペーサーの一部が上に。

パネル間のスペーサーを入れるとこんな感じ。表に出てくる段付きボルトの径とスペーサーの外径は同じになっています。間のスペーサーは各パネルに8枚ずついるので、200枚近い数のスペーサーを使用したことになります。

マザーボードをアクリルに固定するため、アクリル板をタッピングしてスペーサーをねじ止めしています。このスペーサーもPC用では売っていない特殊寸法。SUS製でスペーサーH5mmのものとなっています。

電源を入れるとグラフィックボードの文字がこんな感じで光ります。マットクリアなので少しぼんやりしています。色はデザインとあっていませんね。(不満)

まとめ

ということでダラダラと完成画像を並べてみました。気になる点があったらコメント欄、メールにてご質問ください。次回、かかった費用をまとめてみたいと思います。

KITAMULABODIY, コンピュータ / 20.04.06 /