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仕事用PC(デスクトップ)の買い方・選び方

/ 19.03.23
コンピュータ

パソコンの買い方ってどこで何を買ったらいいのか悩ましいですよね。そんな皆様のお悩みを自作PC歴15年の僕が解決します。

どこで買ったらいいのか?

まずここからです。パソコンってどこに行ったら売ってるのか。家電量販店はあまりおすすめできません。家庭用モデルが多い、新モデルの更新が遅い、店員さんが詳しくない場合がある、そんなに安くない等々。僕がそんなに詳しくない方にもとりあえずオススメする方法はネット通販。DELL(デル)かHP(ヒューレット・パッカード)です。サポートや信頼性はどちらも同じくらいだと思いますが、HPの方が若干サイトがわかりやすいです。今回はHPのサイトを例にちょうどいいPCを選んでみます。

想定される用途

基本的に1日中PCを使用する。
Office系のソフトは当たり前に使用する Word、Excel、PowerPoint等
建築CADはJw-cad、AutoCAD等2次元CADがメイン
たまにパースとかで3Dモデリングも扱う SketchUp等

個人の設計事務所とかこんな感じの用途は多いのではないでしょうか?
ちなみに積算業務となると、もちろん使用しているソフトによりますが、最近のものでは躯体のイメージを出力したり何かしらの3D機能がついていることが多いので、同じような用途に当てはまるかと思います。また、やたらとExcelをよく使う場合も(内訳書が千行以上のExcelファイルになっている場合とか)、スクロールするだけで意外とグラフィック性能を求められたりするので、この場合も当てはまります。

全く3Dを扱わない、事務職系やJw-cad施工図専門の人はグラフィック性能を削ればいいです。逆に常に3次元CADやBIMをメインに仕事している方、日常的に大型物件、商業施設を扱ってる方はもっと上のクラスが必要です。この辺りの応用も後述します。

どのシリーズがいいのか?

とりあえずHPのサイトに行ってみます。

デスクトップを選択しますが、その中の「法人向けモデル」がお勧めです。
法人モデルは余計なソフトがインストールされていないこと。派手なデザインでないことから仕事用にぴったりです。またカスタムを細かく指定できることもメリットです。

上部のメニューから「デスクトップ」→「法人のお客様」を選択。
法人モデルは法人でなくても購入可能です。(DELLや他のサイトもだいたい同じです。)
業種形態を入力する欄がある場合は「個人事業主」を選択します。

「タイプから探す」の中から「タワー」をクリック。省スペースモデルやディスプレイ一体型はできるだけ避けましょう。小さい箱になると拡張性が乏しく、後述の「グラフィックカード(ボード)」が物理的に追加できない場合があります。また、ディスプレイ一体型や超小型タイプは使われている部品がノートPC等に用いられる省電力タイプのものになるので、非力で割高です。

HP EliteDesk 800 G4 TW とうモデルが出てきました。「製品詳細はこちら」へ進みます。

製品詳細のページです。モデルの特徴とか書かれていますが、「価格・モデル一覧はこちら」をクリック。

するとダイレクトモデルの一部が一覧で表示されます。
ここでスペック(仕様)の比較表が出てきていますので、ポイントと用語を解説します。

スペックの見方・選び方

左から2モデルの拡大画像です。

OS:基本ソフトです。Macじゃないといけない方はUターンしてMacストアへ。Windows10(64bit)は必須です。7はサポートが終了します。Microsoftは10以降は新しいOS(11とか12とか)は出す予定がないので長持ちしますよ。()内32bitバージョンだとメモリが4GBまでしか使えないので注意です。あとは「Home」か「Pro」かの違いですが、一般的な使い方であれば「Home」で問題ないです。「Pro」を生かすにはマニアックな知識が必要で、それがどうしても必要な場面もなかなか少ないです。数千円違ってくるので「Home」にしましょう。

CPU:パソコンの計算をする頭脳のパーツです。インテルはメーカー名、Core i5-8500がモデル名です。(3.0GHz)は実際の性能数値を表します。一般的にi3<i5<i7と性能がよくなりますが、大事なのは後の4桁の数字。8000番台は8世代目のモデルを表します。Core i○シリーズになって10年近くたち、ほぼ毎年新しいモデルになっているので、世代が古いと例えi7でも性能が逆転したりします。2019年春の最新は9世代目の9000番台が出ていますが、全てのラインナップが揃いきっていないことや出たばっかりで、その構成が選択できない場合があります。今のところ8世代であれば問題はないですが、よく見ないと6世代ぐらいまでは選択に上がってたりしますので注意です。業務用でストレスのない仕事を求める場合はi5以上を選んでください。細かいことを言うとi5の中でもいろんなモデルがありますが、そこまでは気にしなくてもとりあえず大丈夫なレベルです。

メモリ:CPUが計算をするのに一時的に保存しておく場所で、これが多い程大きいファイルがスムーズに扱えます。最低8GB、ちょっとした開発をするなら16GBが標準です。

グラフィックス:モニターに表示する計算をするチップだったり、その拡張ボードです。2次元しか扱わない、簡単な事務処理だけなら(プロセッサー内臓)モデルでいいです。これはCPUでグラフィック処理の計算をします。が、ちょっとした3次元モデルを扱う場合は専用の拡張カードが必要です。Excelデータも膨大になるとこの性能が高い方が動きが速いです。右側AMDというメーカーのRadeon R7 430FH 2GB というパーツがありますが、NvidiaというメーカーのGeforceGTXモデルの方がお勧めです。モデルと処理能力によりピンキリのお値段になりますが、最低GeforceGTX1050以上をお勧めします。

ストレージ:保存するパーツです。HDDは昔ながらのハードディスクドライブですが、現在SSD(ソリッドステートディスク)というメモリベースのパーツが速くてだいぶ安くなってきています。これはHDDと比べて数倍、数十倍速度が速いので、違いが体感できるスピードです。SSDにもいろんな種類がありますが、一番速い規格はM2スロット・PCI-E接続というもの。予算に応じて必要な容量を選びます。256GB程度の場合、写真やCADデータは別に保存しないといけないかもしれません。512GBはとりあえずそれだけでも賄えます。不安なばあいは大容量のHDDと組み合わせることもできます。

オプティカル:CDとかDVDを光学ドライブといいます。今はソフトのインストールもダウンロードが多いので、めっきり使用頻度は減っていますが、たまにDVDでデータを下さいと言われることもあったりとか・・・。

チップセットやインターフェイスはマニアックなのであまり意識しなくてもいいです。

ということで、左のモデルの「構成を確認・変更」をくりっくしてカスタムしていきます。

必要な構成にカスタムする

この辺りは変更なしでいいです。
オフィスソフトを一緒にという方も多いかもしれませんが、
定額払いのサブスクリプション契約がお勧めです。
メモリを16GBに、ストレージを256GB SSDへ変更
大きいファイルを大量に扱う場合は全く足りません。その場合はHDDを追加します。
とりあえずこのままですが、DVDの書き込みが必要な場合は+¥2000です。
デジカメデータを取り込みたい場合はSDメディアカードリーダーも必要です。
いいのがないので選択していません。
モニターの性能は物理的な大きさ(インチ)と解像度が主です。
CADをするなら27インチのWQHD(2560×1440px)
もしくは 32インチの4K(3640×2160px)がお勧めです。

モニターはHPだとコレぐらいです。HPにこだわらなければもっと安いのもあります。

NVIDIA Geforce GTX 1060 FH 3GBを選択(CPUより高い)
標準で有線キーボードとマウスがついてきます。こだわるなら別メーカーのものがお勧め。

最終的な構成・仕様表

合計金額

これまでのカスタムでこんな感じ。そこそこするでしょう。もうちょっと安く買えないかなという場合はこういうショップもお勧めです。

パソコン専門ショップで買う

餅は餅屋。パソコン専門ショップは主にパーツ単位で販売するお店ですが、ショップがオリジナルブランドで組み立てる完成品もあります。上の「ドスパラ」は広島にも実店舗がありますので、オンラインショップで検討後、実際に店員さんに相談して買うということもできます。オンラインショップで先程のものとほとんど同じ構成のものを探しました。

法人モデルではちょうどいいのが選択できなかったので、一般向けシリーズです。違うのはHDDが1TBついてくるのと、グラフィックが一つ上のクラスになります。これで合計はちょっと安い。ただし、筐体のデザインはちょっとダサいです。

これもお勧めの買い方です。

とにかく高性能なのがいい!という場合は

ここまで結構一般的なモデルを考えてきましたが、もっと高性能のマシンを極めたい趣味の方、今期は儲けが多かったから余計に突っ込みたい方、本格的にBIMに移行するという方は全く性能の違うクラスのパソコンがあります。それが「ワークステーション」と呼ばれるもの。

HPだとこんな感じ。
使用されているCPUやメモリ、グラフィックも全てシリーズが違い、性能と信頼性が全く違います。値段もあっという間に100万を超えてくるもので、この辺りになると車を買ってる感覚です。

まとめ

パソコンは膨大な種類があって購入方法もいろいろなやり方があります。一つ言えるのは詳しくなればなるほど便利にお得に、そして早く仕事ができるようになること。

ご相談頂ければ色々とアドバイス、ご協力させていただきます。

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