三原市新庁舎新築工事 完成見学会レポート
3/27(水)、三原市庁舎の完成見学会に行ってまいりましたのでレポートです。
場所:広島県三原市港町3-5-1
規模:地上8階+PH
構造:RC造+一部鉄骨造(ファサード)
建築面積:2,083㎡(630坪)
延床面積:12,451㎡(3766坪)
最高高さ:39.95m
設計は 山下設計(関西支社)さんとNSP設計さんのJV、施工は鹿島建設さんと井上建設さんのJVです
外観

新市庁舎は旧庁舎の横に立っています。写真右側が旧庁舎、左側が今回の新築建物です。水平ラインを基調としたデザインで端正な外観となっています。柱と梁・スラブ以外全てガラス張りなのは開かれた庁舎を目指しているからということです。上部、7階と8階にまたがるボックスみたいなところは議場になっています。

この横ラインは気持ちいい。バルコニー部分の躯体はプレキャストコンクリートです。


内観
内部も写真撮影OKということで一眼でバシバシとってたら、市役所の人にまだ公開はしないでもらえますかって言われました。(目立ってた?) なのでこっそりとGoogle Photo の共有リンクを貼っておきますので興味のある方は御覧ください。
[blogcard href=”https://photos.app.goo.gl/mPGHGMkwfhvev6JG9″]特徴
すごく突飛なところはないです。
・免震構造による地震対策。
・重要な設備を上階に設置し津波対策。キュービクルや発電機は屋上、サーバールームも最上階。
・雨水をためて災害時のトイレに対応。
・災害対策本部、防災備蓄倉庫完備。
・バルコニー(庇)により日射遮蔽を高め空調不可を低減(省エネ) 等々
最新の機能と最近の需要は兼ね備えています。デザインも奇をてらったわけではないけど今どきっぽい感じ。地方自治体の庁舎としては、いいまとまりなのではないでしょうか。
詳細な実施設計のパンフレットは以下から確認できます。
三原市市庁舎 実施設計概要.pdf
工事の進捗は只今、各設備工事と仕上げ・手直し工事がもう少しといった所。
GW中に現庁舎から引越しをし、6月からそちらを解体。その後、ファサード部分と外構を整備します。最終完成は2019年度いっぱいの予定。

おまけ
上の写真にも写っていますが、対岸の「三原リージョンプラザ」も面白いです。
文化ホールや体育館等が一体となった複合施設で、築年数は結構いってそう。






もっと面白いのはこっち。
市庁舎から車で5分ほどのところにある「三原市芸術文化センター・ポポロ」。
設計は槇文彦。
時間無くて外観ぱぱっとだけ~。中もじっくり見たかったorz



1Fのホワイエ部分がガラスになっているので、不思議な浮遊感があります。


ドームのところが客席で、ボックスが舞台になっているらしい。


先月、長門で美味しいイカを食べたので、今月はタコだと思っていたけど、時間が取れずにとんぼ返りでした。残念・・・