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ビジュアライゼーションソフトの動作環境を考える

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前回、BIM・Revitについての動作環境をベンチマークを取りながら検証してみましたが、結果としてはCPU優先なのでできるだけ良いCPU用意しようってこと。ではグラフィックボードは何に使うのか?ということで、BIMと併せてよく使いそうなビジュアライゼーションソフトの動作環境を見てみようと思います。

動作環境・要件の確認

TwinmotionとLumionで公式HPのページを確認してみると以下のような記載がありました。

Twinmotion

最小環境高性能環境
OSWindows10,11 64ビット左記同じ
グラフィックカードPassMark – G3D Mark:10,000以上
6GBメモリ
PassMark – G3D Mark:15,000以上
12GBメモリ
CPUPassMark – CPU Mark:2,000以上
※Single Thread Performance
PassMark – CPU Mark:2,500以上
※ Single Thread Performance
メモリ16GBメモリ64GBメモリ
https://twinmotionhelp.epicgames.com/s/article/Twinmotion-System-Requirements?language=ja

Lumion

最低環境推奨環境最適環境
OSWindows10,11 64ビット 左記同じ 左記同じ
グラフィックカードPassMark – G3D Mark:7,000以上
4GBメモリ以上
PassMark – G3D Mark:14,000以上
8GBメモリ以上
PassMark – G3D Mark:20,000以上
11GBメモリ以上
CPUPassMark – CPU Mark:2,000以上
※Single Thread Performance
PassMark – CPU Mark:2,200以上
※Single Thread Performance
PassMark – CPU Mark:2,600以上
※ Single Thread Performance
メモリ16GBメモリ32GBメモリ 64GBメモリ
https://lumion3d.jp/product/environment/

クラス分けに違いはあるものの、似たような要件になっていますね。PassMarkっていうのはパソコンの性能を測る一般的なベンチマークソフトです。CPUのベンチマークはマルチスレッドで測定する総合スコアでなく、シングルスレッドの性能が必要なようです。

上のリンク先にもありますがPassMarkの公式サイトに、ユーザーが投稿したパーツのスコアが、ランキングになっていますので、だいたいどれぐらいのものを選べが良いのかがわかります。

CPU → https://www.cpubenchmark.net/singleThread.html

グラフィックボード →  https://www.videocardbenchmark.net/high_end_gpus.html

で、実際に手持ちの機材でスコアを測定するにはソフトをインストールして、必要なテストを実行する必要があります。

ダウンロードはこちら→ https://www.passmark.com/products/performancetest/index.php

測定条件

早速前回揃えたパーツで PassMarkを回してみました。検証機材は以下。CPUはエントリーと最新ミドルハイモデルの2種類。グラフィックカードはミドルクラス程度のものまであります。

CPU

  1. Intel Core i7-12700 / 12世代Alder Lake 12コア20スレッド 2.1-4.9GHz
  2. Intel Core i3-10105F / 10世代Comet Lake 4コア8スレッド 3.7-4.4GHz

グラフィックカード

  1. NVIDEA RTX A4000 16GB / フルサイズ1スロット・WS向け 
  2. NVIDEA RTX A2000 6GB / ロープロファイル2スロット・WS向け
  3. NVIDIA Geforce RTX 3060 12GB / MINI-ITXショートサイズ2スロット
  4. NVIDIA Geforce GTX 1050Ti 4GB / ロープロファイル2スロット
  5. AMD Radeon Pro W6400 4GB / ロープロファイル1スロット・WS向け

測定結果

まずはCPUの測定結果から

  1. Intel Core i7-12700 :4049
  2. Intel Core i3-10105F :2496

Twinmotionの高性能環境で2500以上、Lumionで2600以上なので、意外と2世代前のi3でもいけるのではという結果に。

続いてグラフィックボードの測定結果

  1. NVIDEA RTX A4000 16GB :22605
  2. NVIDEA RTX A2000 6GB :13757
  3. NVIDIA Geforce RTX 3060 12GB :20296
  4. NVIDIA Geforce GTX 1050Ti 4GB :6575
  5. AMD Radeon Pro W6400 4GB :7317

こちらは満遍なく結果が散らばりました。メーカーの動作環境の欄にPassMarkのスコアと、ビデオメモリの目安が書かれていますが、最近の世代のグラフィックボードでは大体このメモリ数を確保していいればそのスコアはクリアできるようです。高性能環境でもミドルレンジクラス、GeforceだとRTX3060以上を用意すれば対応できそうです。

まとめ

どちらかというとCPUよりグラフィックカードを重視してパーツ選定したほうが良いようです。

上記のi3は2022年7月現在約1万円、GeforceRTX3060は5万円台~ といったところ。

WS向けグラフィックボードはビデオメモリが大容量なのでその分スコアが出ていますが、一般のゲーム向けとは金額が全然違うので安易にお薦めは出来ません。ただしPCの筐体が小型で増設できるPCIeスロットが、1スロットしか空いていない、もしくはロープロファイルしか入らない、ということであれば、それぞれRTXA4000、RTXA2000とWS向けが最速になります。

Revit単体のパフォーマンスでいうとCPU重視ですが、こちらはグラフィックカード優先で逆になってしまうので、両方使われる方は両方そこそこにしないといけないということになります。

他にメインメモリの要件が32GB、64GBとなかなか大きいので、こちらも注意する必要がありますね。BIMと同時に使用される場合はなおのこと多めに必要でしょう。

また、建築実務だけでなく在宅勤務で自分のPCを使うから、ゲームもしたいという方は、PCゲームのベンチマークも回してたのでこちらの記事もご確認下さい。

やはり今時のソフトを使うとなると、PCのスペックはケチれないですね。

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